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インポートカーメンテナンスファクトリー【believe】

輸入車メンテ 大排気量の歴史についてのちょっとした雑学。

 

輸入車メンテ...排気量の雑学。

 

こんばんは!

 

都市伝説が結構好きなbelieveのリョウです。

 

長期入院が予想される最終型のW124ワゴンが入庫してますが、本当に綺麗に乗られています。

 

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毎回の様にW124のオーナー様は愛車を大切にされている方が多くて喜ばしいです。

『W124に乗ったら他が乗れなくなる』と仰る方もいらして、そこまでオーナーを魅了するものをやっぱりこのモデルは持っているのですね。

 

 

さて、今回は『排気量』についての雑学です。

 

皆さん、車の排気量について考えてみた事はありますでしょうか?

車を購入する際に排気量次第で税金が変わってくる為、排気量を参考にして愛車選びをする方もいらっしゃるでしょう。

 

あまりお車に興味のない方は単純に排気量が大きいと『高級車』『高性能』『高燃費』というイメージを持たれると思います。(主婦の方は一番に税金が高いと考えるかも)

実際にはその様な【傾向】にはありますが、全てがそれに当てはまるとは勿論言い切れません。

 

排気量はシリンダーの中のピストンが下死点から上死点まで動くことによって排除されるガスの容積の事で、それが吸入する空気の量とも言えるので、エンジン性能の基本になる数字です。(単位はccやリットル)

 

だから単純に排気量が大きいとエンジン性能が高い...というイメージに繋がっている訳ですね。

まあ単なるイメージであって決して排気量のみで性能の良し悪しは決まりません。

 

 

 

排気量に関しての『触り』はこの位にして...。

 

今日の内容は雑学です。

先ほど挙がった『排気量』ですが、今までの自動車の歴史の中で最も大きな排気量を持った車を作ったのはどこのメーカーかご存知ですか?

 

実は今では考えられませんが、各メーカーがこぞって排気量の限界(?)に挑戦していた時代があったのです。

 

時に20世紀初頭、自動車が単なる移動の道具としてではなく『速く走るモータースポーツ』として考えられ始めた時代に遡ります。

 

かつては今の様な革新的な技術は無く、先ほど記した『排気量の大きさがエンジン性能の基本』という簡潔な論理の通り、単純に排気量を増大させる事で車両性能の向上を図っていました。

 

そしてついにやりきったメーカーが現れます!!

 

さて、どこのメーカーだと思いますか?

 

 

...。

 

 

正解は意外なメーカーです。

 

 

...。

 

 

 

なんと、ルパン三世カリオストロの城』でルパンの愛車になっていた、たった排気量500ccのフィアット500でお馴染みのフィアットです。

 

意外でしょ?

 

 

1910年にフィアットが誕生させたハンパ無いモデル『フィアット S76』の排気量...なんと直列4気筒の28338cc!!!!!

 

もはやトラック以上です。(笑)

 

馬力は約300あったらしく、最高速は290キロも出たとの事。

まあ、レースカーなのでぶっ飛んだスペックでも納得してしまいますが、実は市販車でもなかなかイカチーモデルが世には存在しました。

 

それは1927年にフランスのブガッティ(車好きしか分からないメーカーかも)が6台生産したロワイヤルというモデルで、直列8気筒の排気量12760ccの大排気量エンジンを搭載した300馬力を発生させるものでした。

 

燃費はきっと最強に悪かったのでしょうね...。その後もヨーロッパやアメリカを中心に排気量の大きなモデルが多数存在しましたが、今や環境についての配慮や燃費向上を優先する為、排気量が大きな車は減少傾向にあります。

 

現代は『ダウンサイジングターボ車』や『ハイブリッド車』『クリーンディーゼル車』などの発表が相次ぎ、小さな排気量で必要十分な性能、低燃費、低排出ガスを達成させたモデルが増えてきました。

 

時代の流れと言ってしまえばそれまでになってしまいますが、大排気量車両の持つ快適さや性能が生み出す『ドライビングフィール(プレジャーも)』は個人的には捨てがたいとも感じています。

 

いつか古き良き時代の車と現代の車の良さを併せ持った革新的なモデルが出ることを密かに望んでいます。

 

...意味不明な締めになってしまいましたが、以上、大排気量についての雑学でした!

 

 

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