believe Importcar maintenance factory

インポートカーメンテナンスファクトリー【believe】

輸入車メンテ 外車って壊れやすいのか?

出張より無事に帰って参りました。

 

今回の出張でインポートカーメンテナンスファクトリー【believe】の技術力を活かせる新たな展開が見えてきました。

形になり次第、ブログでご報告させて頂きますね♪

 

さて、今回は修理内容のブログでは無く、表題のお客様からよく聞かれる質問についての意見と回答を弊社なりに出させて頂きたいと思います。

 

外車は壊れるか...壊れます。

工業製品ですから、壊れないということは絶対にありません。

 

上記の現実を踏まえて敢えて書くと以下の様にも自然となってきます。

国産車は壊れるか...もちろん壊れます。

 

では、輸入車は壊れやすいというイメージを多くの方が持たれているのはナゼか?

 

これはまず、環境の違いであると言えます。

ドイツ車は欧州での使用、特に本国であるドイツの環境に合わせて作られています。

日本の様な四季があり、一年を通しての気温や湿度の変化がある国の環境対応までは重点的には考慮してはいないのです。

 

ベンツはドイツではタクシーに使われています。

タクシーは壊れやすい車両を使っては絶対にいけないものですが、平気でベンツを使います。

 

従って『車を使う環境』が故障するというイメージを抱かせる【原因】にもなっていると思います。

 

あくまで【原因】です。

 

その原因から起こった異常、故障を前提として、次の回答となる訳です。

 

 

 

次の点が特に大切な部分です。

 

ユーザーの車のメンテナンスに対しての『意識』です。

 

簡単に書くと、欧州の方々の意識は『壊れる前に手を打つ』というものです。

 

方や、日本は『壊れてから直す』が基本であると思います。

 

先手を打つか後手回るかの違いだけの様に感じますが、実はとても大きな違いなのです。

 

壊れる前に予め対処すれば修理コストが抑えられる事が多いというポイントを認識することが輸入車維持の肝なのです。

 

逆に言うと、日本人の考え方で輸入車の維持をするとコストは掛かりがちになってしまいます...一つの部品が異常をきたすと各所に負担が掛かり、連鎖的に故障を誘発するケースが多いからです。

 

パーツも前の投稿で書いたとおり、安い部品でも品質はピンキリですので、粗悪な部品でメンテすると再度故障するばかりか、周囲の部品の故障の原因にもなってしまうので、高品質の部品でローコストでメンテできる工場とお付き合い出来ると輸入車維持は非常に楽になります。

 

弊社のファクトリーでのスタッフとお客様のやりとりは上記の輸入車維持の肝を見据えた内容です。

 

『交換した部品以外に、そろそろエンジンマウントが悲鳴をあげる頃ですので、今、交換をしない場合は、頭に入れておいてください。』

 

『前回の交換時期から考慮するとクランク角センサーの故障が今後考えられます。』

 

交換するしないはお客様にお任せする点ですが、先を考えたご提案は常にさせて頂いております。

 

技術は整備や交換のみで発揮するものではありません。

弊社での技術の定義は『修理出来るのは当然として、過去の経験からお客様目線で先を見据えたメンテプランニングを立てる事が出来る力』の事としています。

 

結論、輸入車を壊れやすいと感じてしまうのは、環境の違いを考慮せず、日本車と同じ感覚で扱う為に感じてしまうという事です。

従って、乗り手の持つ思考と本当の意味での技術を持ったファクトリーとのお付き合いが出来るか否かが輸入車維持費を大幅に下げる事が出来る方法であると言える訳です。

 

...真面目に語ってしまいましたが、believeは輸入車ユーザー様の味方として今後も技術を世に発信していきたい所存です!

 

f:id:icmf-believe:20140809222234j:plain